RAMEN TECH 2025が、起業・テクノロジー・グローバルな出会いを詰め込んだ1週間を、福岡の街に巻き起こしました。
市内各地を舞台に、世界中から人が集まり、福岡は再び「アジアでいま注目のイノベーション都市」であることをはっきり印象づけました。

イノベーションは福岡から始まる
国際スタートアップイベントRAMEN TECHが、今年10月、8日間にわたって福岡に帰ってきました。
会場には、野心あふれる起業家や世界各国の才能が集結し、街全体がスタートアップの熱気に包まれました。昨年のチャレンジングな試みから一歩進み、RAMEN TECHは今や、日本でもひときわ個性が光るイノベーションフェスへと成長。バイオテック、AI、XR、ロボティクス、デジタルヘルスなど、幅広い分野から投資家、クリエイター、起業家、プロフェッショナルが集まりました。
RAMEN TECHの核にあるのは、福岡という街そのものです。伝統的な屋台文化と現代的な都市景観が溶け合い、ここでしか生まれない空気感をつくり出しています。イベント名の由来である Revolutionizing Asia: Merging Ecosystems & Networks(RAMEN) も、その想いを象徴しています。福岡発祥の豚骨ラーメンが世界に広がったように、福岡は今、世界にインパクトを与えるスタートアップやテクノロジーの発信地になろうとしています。
グローバルサミットが熱狂の中心に
イベント全体は1週間にわたって開催されましたが、RAMEN TECHの心臓部とも言える盛り上がりを見せたのが、10月8日・9日に行われたグローバルサミットでした。期間中は、ピッチコンテスト、展示、専門家によるセッション、リバースピッチなどが開催。さらに、自然発生的なミートアップも各所で生まれ、福岡の活気あるスタートアップエコシステムがリアルに体感できる場となりました。
メインステージでは、「福岡スタートアップの軌跡と未来」と題したセッションを実施。高島宗一郎・福岡市長をはじめ、メルカリやさくらインターネットのキーパーソンが登壇し、行政、大学、地場企業、市民が10年以上にわたって連携してきた福岡ならではのスタートアップ文化の成長ストーリーを振り返りました。
なかでも、教育・サステナビリティ・地域課題といったテーマに挑むソーシャルインパクト型スタートアップは、福岡の次なる成長フェーズを象徴する存在として注目を集めています。
また、Coliveのセッション「Why Fukuoka? – Fukuoka’s Blueprint」では、4名のスピーカーが、デジタルノマド、国際コミュニティ、スタートアップ支援、行政の後押しといった視点から、世界とつながる福岡のこれからを語りました。

社会を動かすピッチの数々
フェスティバルの目玉のひとつであるピッチコンテストには、選ばれし19組のファイナリストが登壇。
見事、非ドリル型の歯科治療技術を手がける amidex が、賞金100万円を獲得しました。「一生、自分の歯で生きる社会をつくる」という同社のビジョンは、リアルな課題に向き合うイノベーションというイベント全体のテーマとも見事に重なりました。
このほかにも、国境を越えるヘルステックプラットフォーム、AIを活用したマーケティングツール、サステナビリティ領域のスタートアップ、XRソリューションなど、注目ピッチが続々登場。福岡のスタートアップエコシステムが、いままさに多様性と広がりを加速させていることを強く印象づけるセッションとなりました。

スタートアップのためにできた街・福岡
福岡はこの10年以上、起業家にとって日本屈指のフレンドリーな環境づくりを続けてきました。海外起業家向けのビザ支援、法人税の優遇、補助金や資金支援制度、さらには大学や民間企業との連携まで——スタートアップが挑戦し、成長するための土壌がしっかり整っています。
RAMEN TECH期間中はグローバルサミットだけでなく、官民連携によるさまざまなイベントが街中で同時多発的に行われていました。「FFG 未来の会議」で行われたリバースピッチでは、地域スタートアップと企業のCVCチームが直接つながり、海外起業家たちは越境ビジネスのリアルな知見を共有。地元中小企業からは、「街がコンパクトだからこそ動きやすい」「ワンストップで相談できる文化がある」という、福岡ならではの起業しやすさが語られました。
スタートアップブースでの交流、大名ガーデンシティ横のラーメン屋台での一杯、カフェやコワーキングスペース、バーでのコーヒーやクラフトビール片手の会話——どこにいても、誰もがこのフェスの当事者になっていました。
RAMEN TECHは、福岡のエコシステムが実際に動いている姿を街全体で見せてくれました。
ローカルな情熱が、グローバルなチャンスと出会う。その瞬間を体感できる1週間でした。

RAMEN TECHのこれから
この熱狂の裏側には、もうひとつの大切な理由があります。
それは福岡の「ちょうどいいコンパクトさ」が生み出す、人と人との距離の近さ。出会いが生まれやすく、コミュニティ同士が自然に重なり合い、コラボレーションがごく当たり前に始まる——そんな空気が、この街にはあります。だからこそ福岡は、海外起業家や投資家にとっても、挑戦しやすい土壌になっているのです。
そして今、10月第2週は「スタートアップとイノベーションに関わるなら、福岡に来るべき週」になりつつあります。オープニングスピーチで高島市長が語ったように、RAMEN TECHは“福岡に集まる理由”を、年々はっきりと形にしています。
福岡市での展開を考える起業家にとっても、次の成長市場を探す投資家にとっても——RAMEN TECH 2026は、今から予定に入れておくべきイベントです。
次に福岡が差し出す“もう一杯のイノベーション”は、あなたのビジネスを大きく変えるきっかけになるかもしれません。
その挑戦を、もっと遠くへ。
Global Business Supportでは、海外展開を視野に入れた福岡市のスタートアップからのご相談を随時受け付けています。海外経験のある相談員によるアドバイスのほか、現地の支援機関とのネットワークも活用し、皆さんのチャレンジを後押しします。
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